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計測ツールパートナーとのコラボで実現するアドフラウド防止策

Maiko Cohen (Guest Author) Jun 07, 2018

アドフラウド(広告不正)は、デジタルエコシステムで今もっとも注目されています。Business Insider(ビジネス インサイダー)の報告によると、2017年世界のデジタルアドフラウド関連コストは164億ドル( 約1.79兆円 )に上り、前年から40億ドル( 4376.3億円 )近く増えたことが結果として確認されています。

巨額なコスト面の問題はもちろんのこと、それ以上に懸念されているのはアドフラウドがもたらす不信感、そしてそれらが生み出した偽の情報が流れてしまうことです。どのような業界でも言えることですが、収益性の高い分野にはその利益を貪ろうとする悪意のある人たちも参入してきます。そのためにも、相手の行動を学習し熟知することでアドフラウドを見つけ出し、排除するために広告主、ベンダー、計測ツールパートナーが一体となって取り組むことが重要です。

三者間の役割

前述したように、広告主、ベンダー、計測ツールパートナーの三者間での連携と透明性が必要です。リアルタイムでコミュニケーションを取れる開かれたチャンネルを築くことで、すべての当事者が同じ事に対応でき、効率的かつ効果的にアドフラウドを防止する事を可能にします。

計測ツールパートナーの役割:

計測ツールパートナーは、サプライとデマンドのデジタルプラットフォームを結ぶ間に存在し、デジタル広告業界のエコシステムの中でモバイルアクティビティの全体を見渡せるポジションに位置しています。計測ツールパートナーは、不正に対抗してビジネスを保護する包括的な不正プロテクションツールを提供しています。AppsFlyerでは、Protect360と呼ばれるツールになります。

ベンダーの役割:

キャンペーンを運用していく上で、ベンダーはフラウド防止の最前線に位置します。状況を十分理解するには、自社チームの延長線上にベンダーを置き、信頼し完全な透明性を保つことがとても重要です。優れたテクノロジーを提供し、早い段階でフラウドを特定できる経験豊富なメディアチームのあるベンダーを選ぶことが重要です。

広告主の役割:

広告主は、ユーザー行動の正常値を把握しておくことが重要で、その数値からベンチマークとなる正常値の設定を行う必要があります。ユーザー行動を可視化し、ベンチマークを外れた異常数値が出た場合、フラグを立てる基準となります。

不正防止対策の4つのステップ

アドフラウド問題を自らの手法で解決したい広告主にとって次のステージに導く不正防止対策として、詳しく4つのステップを説明していきます。

ステップ1:メディアバイイングの実態を知る

品質とコンプライアンスに対する高い実績と豊かな経験を持つ信頼できるメディアパートナーとの関係を築くこと。高度なテクノロジーを持つパートナーとフラウドを効果的に特定・排除できる人材がそろったメディアチームを見つけることが理想的です。

ステップ2:自社のデータを把握する

自社ブランドのアクティビティを定期的に分析し、ベンチマークを都度調整していきます。自社の「正常値」を把握しておくことは異常数値を検出するためにとても重要な基本的な事項になります。

ステップ3:フラウド防止ツールを使用する

計測ツールパートナーから提供された最新データや高精度のテクノロジーを使用します。モバイル市場におけるデジタルプラットフォーム間の連携や広告在庫の需給調整で計測ツールパートナーは重要な役割を担います。計測ツールパートナーの提供する不正防止ツールや、優秀なアドフラウド対策サービスを利用しましょう。

ステップ4:信頼できるパートナーとの協力

パートナーを選んだら信頼して協力すること。キャンペーン運用について正確な検証なしに適切な運用を確立させることはできません。パートナー企業を自社チームの延長線上におき信頼して協力していきましょう。

現状と今後の動向は?

アドテク業界は日々の変化を通して進化しています。今後、新しいイノベーションにより市場からフラウドを特定・排除するための手法は生み出されるに違いありません。

現状は、フラウドの進化に先回りし予防できる最先端の知識と経験をデジタル広告に携わるすべての企業が蓄積させていく必要があるでしょう。学習することにより、正しい広告を正しいユーザーに配信することが可能になります。

アドフラウド防止策は、まずフラウドをよく知ること。そして、リアルタイムで予防可能なフラウドの要素を排除する事によりハイパフォーマンスなキャンペーンの運用が実現できるでしょう。