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マネタイズについての新ランキングを追加 – AppsFlyerパフォーマンスインデックス 第11版 在宅勤務編

Avatar Shani Rosenfelder Oct 14, 2020

2015年以来、モバイル広告で最も優れたメディアソースのランキングを提供してきたAppsFlyerパフォーマンスインデックスの第11版が、「在宅勤務編」と銘打って発表されました。2020年上半期は、コロナウイルス感染拡大のため、世界中の人々が在宅勤務を行い、ソーシャルディスタンシングを取り入れました。第11版は、その期間のデータに基づいてメディアソースを評価しています。

コロナ禍はランキングにどう影響したのでしょうか?

全体的にモバイル指標はロックダウン中に急上昇しました。外出を制限され自宅にとどまる人々が娯楽、人とのやりとり、フィットネス、食品の注文、オンライン決済などの方法を求めたからです。この高まる需要に乗じて、マーケターは積極的に新規ユーザー獲得を行いました。

とは言え、2020年の上半期のメディアソースランキングへの影響はわずかでした。マーケターは多忙を極めたものの、この数年で利用されてきたメディアソースが引き続き利用されました。つまり、キャンペーンを最適化できる高い技術と大きなデータ規模を持つ不正のない主力パートナーが利用されました。

 

「在宅勤務編」でIAPとIAAの新インデックスが追加

AppsFlyerパフォーマンスインデックスの進化は、急増する規模と、統計的に有意な結果を得るために厳格に設定された閾値に大きく関係しています。初版のパフォーマンスインデックスで提供したのは、ゲームと非ゲームの世界ランキングだけでしたが、第10版では、地理、プラットフォーム、サブカテゴリで細分化したランキングを提供しました。

重要なのはデータの粒度です。

しかし、これまでのパフォーマンスインデックスでは、リテンションが成功の鍵であるとし、常にリテンションデータに基づいて評価を行ってきました。これは、私たちのシステムにあるすべてのアプリがリテンションデータを持っていたからです。

AppsFlyerは世界の市場の65%のシェアを持っていますが、収益とマネタイズを評価したランキングを提供するのに十分な規模のデータを得られるようになったのは第11版が初めてです(リテンションデータと異なり、特有の設定と実装が必要になるマネタイズデータを持つアプリの数は少なくなります)。

  1. IAP(アプリ内購入)インデックス:支払いを行うユーザーの割合(インストールから購入までのコンバージョン率)を示す指標を利用し、アプリ内購入を完了する可能性が高いユーザーを獲得する能力についてメディアソースをランク付けしています。フリーミアムモデルが主流となるアプリ経済においてIAPは極めて重要であり、アプリのパフォーマンスマーケティングにおいてその重要性はリテンションを上回ります。
  2. IAA(アプリ内広告)インデックス:アプリ内広告で高い収益を生成するユーザーを獲得する能力についてメディアソースをランク付けしています。この情報は、アプリ内広告を主な収益源とするアプリにとっては重要です。

IAPはモバイルゲームが生まれた初期から利用されていました。一方、IAAはIAPよりも遅く登場しましたが、ゲームデベロッパーにとってまったく新しい収益源を開拓し、複数のジャンルのほとんどのゲームにとって不可欠なものへと徐々になっていきました。

第11版は、リテンションインデックスリマーケティングインデックスグロース(成長)インデックスも提供し、モバイルメディア業界の動向を複数の角度から分析したインデックスをお届けします。

第11版で見えた大きな特徴は次の通りです。

 

1)質の高さでFacebookがすべてのインデックスを総合して1位に

従来のパフォーマンスインデックス(第11版からリテンションインデックスに)では、Googleが世界パワーランキングにおいて僅差で1位となっています。この1位のポジションは、世界(特にアジア太平洋)で広く利用される規模の大きさの賜物です。

しかし、IAPインデックスでの世界パワーランキングにおいて、質で大きく優れているFacebookがGoogleを引き離し大差で1位となりました。

パフォーマンスインデックスでは、支払いを行うユーザーの割合がリテンションよりもパフォーマンスの指標として強い意味を持ちます。IAAインデックスとリマーケティングインデックスでもFacebookは1位となっており、インデックス全体で総合的に1位であることは明らかです。

プラットフォーム別のランキングでは、Androidが多く利用されている発展途上国での増加によりGoogleがAndroidプラットフォームの勝者となりました。FacebookはiOSの多くで優勢です(Googleは2020年初頭にApp Attribution PartnerへのiOS検索のコンバージョンの報告を終了したので、iOSでのGoogleコンバージョンについてはこのレポートでは考慮されていません)。

 

2)ゲーム三強メディアソースでUnity Adsが一歩リード

ironSource、AppLovin、Unity Adsのゲーム三強メディアソースでは、規模を大きく拡大したUnity Adsが他の2社を大きく引き離しましたが、質については3社の中で最も低い結果となりました。Unity Adsは、新規クライアントを多く獲得してオンボーディングを行い、世界中の既存クライアントに対し予算の増強したことで成長しました。

IAAインデックスにおいてFacebookに次ぐ2位となったUnity Adsは、規模においてIronSourceを大きく上回りましたが、質においては僅差となりました。Unity Adsは、ゲームデベロッパーがモバイルゲームを作成するためのメインプラットフォームです。その結果、広告収益を得るインディーゲームを多くUnity Adsは持っています。その多くはゲームの立ち上げ後もUnityネットワークを引き続き利用しています。

 

3)IAPインデックスで光ったApple Search Adsが誇る支払いを行うユーザーの割合

非ゲームアプリにおいて、Apple Search Ads(ASA)は素晴らしい結果を出しました。App Storeでの検索内容からユーザーの希望を汲み取り、適した非ゲームアプリをマッチングすることができます。結果としてASAは、IAPインデックスにおいて支払いを行うユーザーの割合が最も高く、同インデックスの世界パワーランキングの2位になっています。

ASAの成功は、パンデミックに起因するところもあります。App Storeでのオーガニックの成長により、マーケターはApp Storeの最適化(英語)を積極的に行い、Apple Search Adsを前面に出して大きな成長と強力なパフォーマンスを実現しました。

 

11地域、32カテゴリにわたる595のランキングについて詳しくはAppsFlyerパフォーマンスインデックス 第11版 在宅勤務編をお読みください。