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最新の調査で、ハイエンド端末をターゲティングする際の鍵となる パラメーターのベンチマークが36地域で明らかに

Jacob Nehman Jacob Nehman Jun 22, 2018

良質なユーザーをお探しですか?是非、こちらのターゲティングのアイデアをチームにシェアしてください。我々は世界各国のハイエンド端末のシェアに関する興味深いデータを公開することにしました。

2018年、アプリのマーケティング担当者はアプリを成功に導くために質に注目しており、ユーザーの獲得は量から質へとシフトしています。その質を押し上げる方法の一つが、端末の種類別にターゲティングし、中でも特にハイエンド端末をターゲティングすることです。

ハイエンド端末をターゲティングする主な理由は2つあります。

1) ハイエンド端末では出費が多い: 通常、ハイエンド端末はより消費力のあるユーザーが所有していると仮定できます。そもそも端末が高価なのです。

よく立証される事実として、アプリ内課金ではiOSユーザーの出費の方がAndroidユーザーよりも明らかに多いと言われています。iOS端末の平均価格はAndroid端末よりもかなり高いため、端末の種類と購買力の間に相関性があると言えます。

2) テクノロジーに精通したユーザーは出費が多い: 最新かつ高機能な端末を所有する人々は、テクノロジーに精通している傾向があります。すなわち、彼らは一般的にテクノロジーに関するすべてのものをいち早く手に入れます。これらのユーザーは多くの場合アプリの利用環境を快適に感じ、その結果としてアプリ内購入が増加します。

調査対象となった端末、国、アプリカテゴリ

合計19種類のiOSとAndroid端末(高価格帯のスマートフォン。本投稿最後の一覧を参照)を世界36か国で、28のカテゴリについて調査しました。

まず、トップ20の市場におけるハイエンド端末の割合を見てみましょう。下のグラフから、ハイエンド端末の割合は先進国で高く、途上国および経済力が比較的弱い国で低いことがわかります。このデータについては、既に論理的な仮定に基いて戦略の中で考慮されているかもしれませんが、今回改めてその仮定を裏付ける数値が得られました。

次のグラフは、OS別の全端末中に対するハイエンド端末の割合を示しています。

オーストラリアと英国を除いた国々で、明らかにiOSがAndroidを大差でリードしています。つまるところ、Android端末は種類が多く分散しているのに対して、iOS端末は種類が限られています。しかし、だからといってiOSのみにターゲットを絞るべきではありません。単純な規模で言えば、AndroidがiOSを圧倒的に上回ります。ハイエンド端末の割合が少ないにも関わらず、その分母の大きさによってAndroidは多くのハイエンド端末を有しています。ハイエンド端末の数を示した以下のグラフをご覧ください。

全体として、10種類のハイエンドAndroid端末を合わせた数よりも、ハイエンドiOS端末の方が20%多い(Plusを含むiPhone X、8、7モデル)結果となりました。

米国は割合と人口の両方で、明らかにハイエンド端末の超大国です。実際、第2位の5倍ものハイエンド端末を所有しています。

日本ではAndroidのハイエンド端末はほぼデータとしてなく、ハイエンドiOS端末のシェアが圧倒的です。なぜこのような極端に偏った状況が発生しているのでしょう?1999年に大手携帯電話会社のDocomoが世界初のネット接続型携帯端末、iモードを発明しました。その後、KDDIとSoftbankが同様の端末をリリースしました。

iPhoneが日本でリリースされた当時、富士通、NEC、東芝などの日本メーカーはiPhoneがそんなにヒットするとは予想しませんでした。自分たちのiモード端末を過信していたのです。そのため、各メーカーはAndroid端末を製造しようとしませんでした。Android端末が日本で初めて発売されたのは、なんと2010年になってからのことです。

一方、お隣の韓国ではハイエンド端末の割合がAndroid、iOSともに非常に高く、米国に続く第2位に位置しています。この主な理由は、政府がスマートフォンの費用に補助金を出し、さらに端末の価格設定とプランに介入したことによります。結果として、ハイエンドスマートフォンは一般ユーザーの手にも届きやすくなり、「高価な端末=出費増」という方程式通りにはいかなくなりました。

 

アプリカテゴリ別の分析

それぞれのアプリカテゴリが異なるハイエンド端末の比率を国ごとに出しており、そのデータはとても明解です。では、英国のゲームカテゴリはどうでしょう?米国のショッピングカテゴリは?

36ヶ国と28のカテゴリすべての数値を確認できるマトリックスビューをご用意しました。こちらではお客様に関連する国とカテゴリのすべてのデータを取得できます。

 

ハイエンド端末をターゲティングする方法

ここまでで、ハイエンド端末をターゲティングすべき理由と国・カテゴリが明らかになったので、次はその方法について考えてみましょう。キャンペーンでこれらの端末をターゲティングするには、基本的に次の選択肢があります。

1) Facebook、Twitter、Snap、Yahoo、MoPubなどのいくつかのトップメディアの管理画面から直接、特定の端末を選びます。

2) それ以外のネットワークでキャンペーンを行うときには、画面解像度DPIまたは平方インチあたりの密度(ハイエンド端末の強力な指標)に基いてターゲティングするように設定します。このデータはビッドリクエストに含まれ、ネットワークがDPI別にターゲティングできるようになります。ハイエンド端末を膨大な数の他端末と区別しなければならないAndroidで特に重要となります。

3) ハイエンド端末の端末IDリストをDMPから取得し、すべてのメディアパートナーまたはアドエクスチェンジに共有して、ハイエンド端末にターゲットを絞ったキャンペーンを実施します。

4) 社内DMPを使用した社内の異なるアプリ間で相互送客を行います。そしてオーディエンスパートナーまたはアトリビューションプロバイダーを介してすべての端末IDリストを活用します。

5) 効果的なリエンゲージメントのために、既存ユーザーのハイエンド端末リストを使ってリターゲティングキャンペーンを実施し、似たような高価値ユーザーを獲得するためにルックアライクの ターゲティング リストも使用します。

重要なポイント

  • ターゲティングの質が鍵となります。まずは試してみましょう。
  • 米国はハイエンド端末の超大国、日本や韓国でのハイエンド端末へのターゲティングも大きな価値をもたらすでしょう。しかし、これらの国々でのローカライゼーションは手強く、慎重な計画と実施が求められることを忘れないでください。
  • iOSは機種が少ないためハイエンド端末の割合が高いですが、Androidも規模が大きいため影響力があります。Androidを無視はしないでください。
  • コストを考慮すること。ただし、ROIが高ければ低コストの場合よりも高収益につながることも念頭に置きましょう。

長期的に見れば、アプリのパフォーマンスは常に、適切なデータに基いた適切なユーザーターゲティングに懸かっています。世界の端末種別に関する今回の調査結果が、お客様のターゲティング戦略の強化に、そしてアプリのROIを正しい方向へ推し進めるお役に立てばと願っています。

*ハイエンド端末の調査で対象とした機種:

iOS: iPhone XiPhone 8iPhone 8 PlusiPhone 7iPhone 7 Plus

Android: Samsung Galaxy S9Samsung Galaxy S8 PlusSamsung Galaxy Note 8Huawei P20 ProGoogle Pixel 2Google Pixel 2XLOneplus 5TLG V30HTC U 11+Razer Phone