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プライバシー中心の次世代のアトリビューションを解説

Oren Kaniel Oren Kaniel Aug 26, 2020

AppsFlyerでは、お客様やパートナー、そしてエコシステム全体がiOS 14のリリースに向けて準備できるように、全力で取り組んできました。これまでに、AppsFlyerでは、SKAdNetworkのデータを最大限に活用するためのソリューションの全体像と、新しく導入するサーバー側での設定変更について紹介してきました。そして、エンドユーザーとApp Storeのエコシステムにとってのアトリビューションの重要性とその理由についても詳しく解説し、Apple の新しいプライバシー方針に準拠しながらアトリビューションを実施していく方法についても紹介しました。先日このブログで発表したAppsFlyerの集約式アトリビューションについても、広告主やパートナーの皆さまから素晴らしい反響をいただきました。それに伴い、プライバシー中心のアトリビューションを維持しながら柔軟な運用を可能にする革新的なソリューションが市場では求められています。そして、AppsFlyerは、これからもアトリビューションの次の進化について明確にアップデートを提供していきます。

プライバシーとセキュリティのリスクを低減するには、ユーザーレベルのデータよりも集約したデータの方が適していることに、プライバシーとセキュリティの専門家たちは広く同意しています。では、なぜデータの集約はこれまで行われてこなかったのでしょうか?

  1. 業界では、必要のないところでもデータの粒度をユーザーレベルにすることが習慣化している。
  2. この習慣を変える動機が特になかった。
  3. データを集約して利用するソリューションがなかった。これまでのほとんどの場合、アプリのデベロッパーがパートナーと連携するなら、選択できるデータの粒度はユーザーレベルだけだった。

ユーザーレベルのデータが必要ない場合や、ユーザーレベルのデータの使用についてユーザーから同意を適切に得ていない場合には、集約されたデータが使用されるべきであるという考え方は、Appleの最新のiOS 14プライバシーガイドラインができたことで、世の中に広まり定着する可能性があります。実際、この考え方はGDPRおよびCCPAの方針に沿ったものです。

 

プライバシー中心の未来を支えるAppsFlyerのミッション

AppsFlyerはファーストパーティのSaaSで、アプリのデベロッパーや広告主がCRMとして使用しています。AppsFlyerを利用することで、ファーストパーティのエンドユーザーデータを管理、分析、保護しながら、Appleが最近導入したようなプライバシー規制やプラットフォームポリシーを遵守することができます。

ユーザーのプライバシーは、AppsFlyerの文化と製品に深く根付いており、AppsFlyerのコアとなる4つの柱の1つです。これはAppsFlyerの誇りであり、今後も守り続けていく姿勢です。このことを念頭に置き、AppsFlyerはプライバシーとセキュリティにおいて最も厳格な基準を採用しました。その結果、AppsFlyerは確率論的モデリングの開発に取り組んできました。各ユーザーからキャプチャしたデータポイントを最大限に活用してIDを作成しようとするフィンガープリントとは異なり、AppsFlyerの確率論的モデリング(英語)は、ユーザーの行動に対し非決定論的なアトリビューションを広告主のアプリの範囲内で実施することを唯一の目的としています。そして、それをウェブサイト、ソーシャルメディアプラットフォーム、メール、ユーザー紹介、ユーザーが見たりクリックしたりした広告主の広告などの、オウンドメディアと結びつけます。IDマッチングやルックバック期間とは異なり、この匿名化されたアトリビューション形式は機械学習と確率論に基づいているため、ルックバック期間を定義することはできません。 

AppsFlyerのコアミッションステートメントの1つは、市場のイノベーションを可能にすることです。AppsFlyerは、アプリ開発者、パートナー、そしてエコシステム全体を支援したいと考えています。そのためAppsFlyerはオープンなプラットフォーム(イノベーションに必要なものとして)を維持し、完全な透明性、柔軟性、選択の自由を可能にする一方で、AppleによるiOS 14プライバシーガイドラインを遵守するためのセーフガードとツールを提供することに尽力しています。

プライバシーガイドラインに準拠しながら柔軟性を実現

AppsFlyerのソリューションを使用すると、アプリデベロッパーは、パートナーによるデータの収集、管理、および利用方法をデータのアクセスパーミッションを設定することで正確に決めることができ、完全にデータを制御できます。AppsFlyerは、7,000社以上の広範なパートナーと広告主が連携できるよう支援しています。これらのパートナーは、それぞれ異なる連携要件、利用規約、およびデータプライバシーポリシーを持っています。なお、アプリデベロッパーとパートナーの間で結ばれる契約条件について、AppsFlyerが管理したり知ったりすることはありません。

広告主は、パートナーとの連携方法を2つのモードから選択することで、それぞれのパートナーと共有したいデータセットを完全かつ柔軟に選択することができます。

パートナー連携モード - iOS14 プライバシー

用語の統一を図るため、以下のようにデータセットを定義します。

データセット定義 - アトリビューションデータ iOS14

(i) デバイスレベル識別子 = IDFV、IDFA – ユーザーによるATT(AppTrackingTransparency)の同意がある場合

AppsFlyerは、お客様がパートナーとの連携について常に見直しを行い、高プライバシーモードに移行して可能な限り集約式アトリビューションデータを活用することを推奨します。なお、広告主は、他に選択されていない限り、デフォルトでユーザーレベルのアトリビューションにアクセスすることができます。

iOS 14によって、お客様、パートナー、そして業界全体が新たな課題と向き合うことになりました。AppsFlyerは、オープンなプラットフォームを維持し、お客様とパートナーが目標を達成し、ユーザーのプライバシーを向上させるために必要な柔軟性をこれからも提供していきます。

約10万のイノベーターがAppsFlyer のプラットフォームとAPIを使用しています。AppsFlyerをご利用いただいている皆さまが抱える課題を解決できるよう支援し、プライバシーを向上させながらエンドユーザーに喜んでいただけるよう、AppsFlyerは努めていきたいと考えています。

心より感謝を込めて。

Oren