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不正対策の真実

Avatar Michel Hotoveli Jul 21, 2019

これからはモバイル広告の時代です。2018年においては前年比30%増の、1兆840億ドルまでの成長を遂げ、より多くの広告主様がモバイルに予算をシフトしていくことで、さらなる成長が見込めます。この大規模な成長と同時に当社が注目するのは、確実に存在する不正への業界の懸念です。多くの点で、不正は初期の頃から広告業界に存在しており、ここ数年業界に起きたいくつかの進歩と変化の起因となっています。 

しかし、業界における不正が及ぼす真の影響に関する認識は、現実とは少しかけ離れています。

ケーススタディ、調査、レポートにより、不正はマーケティング予算に接触する前に阻止され(またはその可能性があり)、不正アクティビティの発生と同時に検出され、進行中の不正から広告主様を保護するために設計された高度な不正対策ツールによって除去されるように、常にリアルタイムで管理されているものと考えられています。

上記は、特定および阻止されたトラフィックの大部分に当てはまりますが、業界には暗黙の事実が存在します。監視の目をすり抜ける不正の存在です。認め難いですが、無視することはできません。機械学習アルゴリズムによって、マーケターは既知の不正行動パターンを適用し、リアルタイムで不正なアクティビティを検出およびブロックできますが、人的要因により継続的に機械の限界が試されることで、時と場合によっては有利な結果を与えてしまいます。つまり、不正行為の一部は成功するということです。

理想と現実のギャップを埋める試みの一環として、マーケターは様々なテクノロジーを活用することに貴重な時間を費やしています。アトリビューションプロバイダーは、不正な攻撃が発生するとブロックを行い、ポストバック経由でパートナーと同期し、このアクティビティに対し支払いが渡らないよう阻止します。他の分析ツールはデータの詳細な調査に適用され、見落としがないことを確認し、遡って不正行為のケースを特定し、その後に厳正な調整プロセスが行われます。

不正防止ソリューションは確かに既知のパターンを阻止できますが、機械学習アルゴリズムが未知のパターンを学習するには時間がかかります。これらのパターンは絶えず進化し、実現するにつれ、進行中のアクティビティに導入されます。不正の傾向を本質的に構成するのは、特定のためにまず集計する必要のある、散在する類似特性を持つデータポイントです。最初の例は単一の無関係なインシデントとして処理される可能性がありますが、その後同様の例が発生した場合には傾向に当てはめられ、一度不正と判断されてラベル付けされるため、過去に遡ることが必要となります。

 

既存の枠にとらわれず、進化し続ける

過去数年間で、オンライン広告全体、特にアプリ内広告は進化の過程を辿っており、市場と市場を動かす勢力とともに成熟してきています。インストール後のイベント測定とLTVに焦点を当てたマーケティングにおける明確な進歩が、より品質の高いユーザーに焦点を当てた市場の流行を作り出しています。広告主様は、全てのインストールが同等ではなく、一部のユーザーが他のユーザーよりも高い価値を持っているという認識のもと、CPAベースの目標をさらに導入することによって厳密なCPIベースのモデルから遠ざかり、より積極的で質の高いユーザーを提供できた媒体を報いるようにしています。

今もこれからも、リアルタイムでの阻止は不正検出の重要な要素です。ただし、これは保護層のひとつに過ぎません。前述のロジックは、インストール後でもデータを検査し、行動分析も進化し続ける必要があることを意味しています。不正行為がなくならない限り、当社のマーケティングモデルは進化し続けます。

不正行為者が、リアルタイムで特定されることが知られている手法にのみ固執するであろう考えは捨てるべきです。不正行為者はやる気に満ち、革新的で、市場が導入するいかなる変化にも適応でき、わずか2、3日で彼らの侵入を阻止する策に対応できる者もいるほどです。つまり、不正行為者は既に優位に立っていて、様々なツールを改造し、より深い、アトリビューション後のイベントを通過するのに十分なアクティブユーザーフローを模倣し、実際の購入に至るまで気付かれないこともあるのです。

インストール後にしか洗い出せない不審な行動傾向を特定するためには、既存の枠組みを抜け出すことが重要です。合法なインストールを装って、立ちはだかる既知のブロックをすべて回避してきた不正を検出する必要があります。リアルタイムで特定およびブロックされていない不正には目を瞑ることは、一部の不正は初見では気付かれないという事実を考慮すると、理にかなった対策とはいえません。アプリのインストール4回中1回は不正行為であると推定されています。このような不正を防ぐべきか、もしくは防げるかどうかは、マーケターがどれだけ現在のメソッドを維持しながら進化させることができるかにかかっています。 

現段階において、事実に向き合うことがより建設的なアプローチであり、既成概念にとらわれずに厳しい現実に正面から直面することで、継続的な不正分析とアトリビューションを結び付ける包括的なソリューションの増え続ける要件を把握することができます。 

 

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