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CPIホリデーレースで勝利するには:2017年第4四半期のデータから学ぶ

Jillian Gogel Jillian Gogel Oct 11, 2018

ホリデーシーズンの到来です。収益増とユーザー獲得が約束された季節。事実、eMarketerの最近のレポートによると、今年は米国のモバイルコマースが32%増加すると予測されています。間違いなく巨額になることでしょう。

アプリのマーケターは、世界的なさまざまな機会の中でも特にハロウィン、ブラックフライデー、サイバーマンデー、クリスマス、新年を完璧な準備と勢いで迎えてこそ、大量のトラフィックと収益の波を次の四半期で活用できることを認識しています。何と言っても一年で最も素晴らしい時期です。

この時期をアプリのマーケターにとっても素晴らしい時期にするには、競争の激しさとさらに早いダイナミクスという課題を認識し、十分に武装しなければなりません。中でも最も重要なのは、必然的なメディアコストの変動であり、意図と見通しをもってナビゲートしなければ、アプリの収益性を損なう可能性があります。

最近、5ヵ国(ドイツ、ブラジル、ロシア、英国、米国)の2017年第4四半期のCPIレートを振り返りました。ショッピングとゲームという2つの分野でのiOSとAndroid両方の調査結果で、一部のホリデーの影響が他のホリデーより一貫して特に強く見られました。それでは、マーケターがこの第4四半期でより適切に計画を立てるために役立つ重要な調査結果の一部を詳しく見ていきましょう。

引き出されるデータは、統計的な妥当性を得るための規模と能力に応じて、国によって異なります。

 

1. ショッピングのCPIはホリデーの影響の大部分を占める

インタラクティブなチャートを使用してデータを探索できます:特定の日のデータを表示するには、カーソルを上に移動させるか、例をクリックして、ラインをフィルターしてください。

ブラック・フライデーに人々は激安商品を探し求めて忙しく、また広告ネットワークも例外ではないようです。2017年には、11月24日のブラック・フライデーの影響を受けて、5カ国すべてでCPIが明確に上昇しました。

  • 米国は季節最高のピークの前に、ハロウィーン、ブラック・フライデー、サイバー・マンデーに先駆けて10月の第2週頃から始まり10月20日に44%の急上昇を経験しました。それ以後、レートは徐々に下がり、土壇場の買い物客を捕まえるクリスマス前の1〜2週間に再びピークを迎えます。
  • 米国以外のすべての国では、ブラック・フライデーでの大量消費の雰囲気に影響を受け、当日よりも翌日のレートが高くなりました。全体として、ブラジルでは前日からピークとなった翌日で2倍近くの上昇を示し、ドイツのレートはブラック・フライデーからサイバー・マンデーの翌日にかけて3倍に上昇しました。英国はそれほど大幅な影響は受けませんでしたが、それでもドイツと同様にブラック・フライデーからサイバー・マンデーの翌日まで46%増加してピークに達しました。
  • 11月の終わりには、極端で急激な増加が見られました。特に11月20日〜11月30日の間にドイツは3.3倍以上、イギリスは2倍でした。しかし驚くべきことに、英国でのクリスマスから12月28日にかけての34%の上昇を除いて、12月は主要な休日前後の動きははるかに少ない結果となりました。

 

2. 米国のCPIはiOSでクリスマス直前にピークに達し、AndroidのCPIのほぼ2倍

プラットフォーム別のショッピングの変動は大きな違いを示しました。

  • 特にAndroidでは、米国は11月と12月を通してまずまずのレートを維持し、ハロウィンより前にいくつかのピークを迎えました。
  • iOSに大きな影響を与えたクリスマス前後にはほとんど変化がありません。

他方で、iOSはクリスマスに向けてのリードで集中的に何回かの極端な変動を示した後、ブラック・フライデーとサイバー・マンデーの間で再び変動を示しました。

  • 米国のホリデーショーのスターは、クリスマス前のCPIの動きです。クリスマス直前のピークは12月23日の5.90ドルで、意外なことに、iOSの2017年ホリデーシーズンで2番目に高いピークでした。
  • クリスマスまでの期間で、レートは12月7日から12月23日までに64%上昇し、年末に下がるまでに2回ピークに達しました。この増加は、特に12月18日〜12月23日の間が顕著で、56%の上昇となっています
  • 米国でのiOSのレートは単に高かっただけではありません。Androidの2.5倍以上となり、平均でAndroidの$1.60に対して$4.20でした。さらに価格だけでなく、iOSの標準偏差は変動も2倍以上でした。
  • 最後に、3か月間の月別平均CPIに顕著な差がありました。平均で10月に$4.65、11月は$3.8612月は $4.46となっています。

 

3. ゲームのCPIは10月にピーク、AndroidとiOSの間で一貫したレートを維持

ゲームの経費は11月も12月も、そしてクリスマス中や以降でさえも、ショッピングに比べてはるかに穏やかでした。

  • 調査したすべての国のCPIのピークは、ハロウィン当日とその前後で発生していましたが、月初めから勢いを増していました。10月の月間平均を11月と12月を合わせた平均と比較すると大きな差が出ました。ロシアで118%、ドイツで74%、ブラジルで48%、英国で47%、米国で31%です。
  • 11月に入ると4カ国すべてのレートが急速に停滞し、新年までに変化といえばわずかに減少した位です。最も顕著なのは、米国のレートが年末の10日間で急激に減少した点で、クリスマスでさえ減少傾向でした。
  • ゲームでの変動は10月から12月までほぼ同じパターンですが、価格はiOSで平均25%高くなっています。両方のプラットフォームを合わせた場合と同様に、10月が全体として最も変動し、11月初めに急激に落ち込んで新年まで停滞しました。

 

重要なポイント

ショッピングアプリのマーケターなら、ホリデーシーズンの準備と戦略を立てることが必要です。 ゲームとショッピング、そしてAndroidとiOSの両方が影響を受けますが、CPIの最も激しい変動はショッピングアプリで発生します。これは、ブラック・フライデーとサイバー・マンデーの消費主義的性質により、調査した他のすべてのホリデーの中でも特に、アプリ内および店内の販売を促進し… 需要の高まりによりCPIが上昇します。この分野に該当する場合は、費用対効果の高い柔軟なユーザー獲得戦略を作成するために、必ず前年度のデータを取り込んでください。

ユーザーのターゲティングを早めに開始しましょう。 データから、ハロウィーン、ブラック・フライデー、サイバー・マンデーの波を考慮して、10月中旬には広告活動を開始することが有益であることが示されています。CPIレートの急上昇が起こる前にターゲットオーディエンスに到達できると、ユーザーとその嗜好を理解するのに十分な時間が得られます。これを活用することで、後で主要なホリデーに効果的なリエンゲージメントキャンペーンを行うことができます。

これは、CPIがほとんどの休暇の前の10月中旬から11月中旬にかけて急激かつ劇的に上昇するショッピングアプリや米国では特に重要です。一方で、各ホリデーの1日、2日前はレートが明らかに低いことが判明したので、手頃な価格で強力なデータ駆動型キャンペーンを開始する良い機会になる可能性があります。

収益に細心の注意を払いましょう。 最終的に、CPIはROAS(広告費用対効果)コイン全体の片面にすぎません。不均衡のままにしておくと、コストが高くなってアプリに悪影響を及ぼすことがありますが、高いコストが全体的に高いLTVとマッチしているかどうかを理解することも重要です。高いCPIで必ずしも失敗するとは限りません。ホリデーシーズンの広告活動が価値の高いユーザーをもたらすなら、アプリは高い収益性の恩恵を享受することができます。

クリスマスには期待されるほどの重要性はありません。 英国ではホリデー当日やその前後で最も明確な上昇とピークを誇っていましたが、他のすべての国では当日に極端な活動はほとんど見られず、期間中ずっと安定したレートを維持していました。ホリデーのための予算を計画するときは、クリスマスの実際の費用はその当日に発生するのではなく、(英国を除くすべての国で)数週間前に発生することを覚えておいてください。

米国の意外な傾向を活用しましょう。 ショッピングとゲームの両方で、米国はホリデーシーズンの様々な時点でいくつかの驚きくべき傾向を示しました。ブラック・フライデーよりも前に急上昇し、クリスマス前の1〜2週間で再び上昇するので、米国を攻略しようとしているショッピングアプリのマーケターが取りうる戦略の1つは、ブラック・フライデーの1カ月半前とクリスマスの2週間前の早い時期にユーザーに積極的に関与することです。これにより、ホリデー中に効果的なリエンゲージメントやリターゲティングキャンペーンの機会が生まれます。

ゲームのマーケターの場合、クリスマス後の高いCPIレートという神話を払拭し、費用対効果が高い新年への影響が大きいことを考えて、UAとリエンゲージメントキャンペーンを年末の5〜10日間に実行することを検討してください。

11月末はブラジルの急上昇に注意が必要です。ショッピングでは、ブラジルがブラック・フライデーとサイバー・マンデーの期間に急激にピークに達します。その後はずっと穏やかですが、ブラジルの11月の終わりにセールが始まると着実に激しくなります。この国のマーケターは、CPIが急上昇することを期待してよいでしょう。ユーザー獲得予算を計画する際は、この点を考慮してください。

 

要約すると、ホリデーによって影響力は異なりますが、CPIレートの変動に関して年末のホリデーを過小評価してはなりません。うまく活用すると、広告トラフィック、ユーザー獲得、収益、収益性が大幅に向上する可能性があります。モバイル広告スペースは戦略とユーザーの期待に応じて変化することを忘れないでください。うまく対応しなければ、ひどいクリスマスになってしまいます。

ホリデーシーズンの成功を祈って!