発表:SKAdNetworkシミュレーションダッシュボード
iOS 14のリリース前に準備を万全に
数週間前、AppsFlyerはSKAdNetwork対応ソリューションを発表し、ブログで専用ダッシュボードについて少し紹介しました。現在、AppsFlyerは、iOS 14のリリース後すぐに動くことができるように準備が整っています。SKAdNetworkのポストバックデータを受信し、その正確性と一意性を検証し、他のデータポイントと合わせて提供できる情報量を強化し、データに基づいて広告主のキャンペーンをネットワークが最適化できるようになっています。そして、広告主は、データをビジュアライズする専用のSKAdNetworkダッシュボードにアクセスできます。
しかし、ほとんどの広告主にとって、SKAdNetworkはまだ新しいソリューションです。広告主はそれぞれの方法でデータを受信して分析することに慣れていましたが、新しいSKAdNetworkはこのシステム全体をひっくり返しました。広告主は、この新システムとそこから得られる価値の扱いにまだ慣れていません。
なかなか難しい状態ではあります。iOS 14がリリースされるまでSKAdNetworkの全機能を利用することができないからです。しかし広告主は、事前に準備を整え、今後の変更について自分達(とチーム)を教育したいと望んでいます。データはどのように表示されるのか?どんな情報を収集できるのか?計測とコンバージョン値をどう最適化できるのか? といったことを知りたいと考えています。
これには、ちょっとしたパズルを解かなければなりません。SKAdNetworkのデータがないと準備はできません。そして準備のためにデータを事前に利用することができません。
できる準備はあります
AppsFlyerは、広告主がSKAdNetworkのデータ利用を可能な限り最善の方法で準備できるよう支援します。そこで、お客様のために専用ツールを設計しました。
そこでAppsFlyerのSKAdNetworkシミュレーションを紹介します。この新しいダッシュボードは、広告主がSKAdNetworkのデータがどのように表示されるのかを把握し、計測するフィールドの設定を決めるのに役立ちます。名前に「シミュレーション」とありますが、このダッシュボードはそれぞれのお客様の実際のデータに基づいて動作します。
このダッシュボードでSKAdNetworkの設定を試し、得られる実際の効果を確認することで、iOS 14のリリースの前に広告主は最適化と戦略の立案を行うことができます。つまり、iOS 14が利用できるようになった日に、広告主はSKAdNetworkのデータを最大限に活用するためのツールをすでに手にしているということになります。
ダッシュボードのデータ
先ほど、このダッシュボードはお客様の実際のデータに基づいて動作すると書きましたが、基づいているのは、SKAdNetworkでの計測で得られるデータだけです。
- 含まれるのは、関連するアトリビューションのフロー(アプリからアプリへの直接クリックからインストールにつながるフロー)だけです。ビュースルー、遅延クリックスルーのアトリビューションデータなど、実際の SKAdNetworkのデータに含まれないフローは、このダッシュボードに表示されません。
- ダッシュボードに表示されるのは、現在のSKAdのコンバージョン値の設定に応じてマッピングされたイベントだけです。
3つのインストール後のモードから有効にするモードを選択し、コンバージョン値マッピングの最適な戦略を決定します。収益、コンバージョン、エンゲージメントのどれかを選択します。
他に準備するものはありますか?
iOSアプリを持っているAppsFlyerのお客様であれば、今すぐシミュレーションダッシュボードを試してみてください。見たいデータが、すでにダッシュボードで見られるようになっています。
強く推奨する準備として、iOS 14のリリースの前にAppsFlyer SDKをv6.0.2に更新し、SKAdNetworkで計測したいイベントと収益を設定してください。このSDKはiOS 14に完全対応しています。
もう1つ推奨する準備として、提携している広告パートナーがSKAdNetworkについてAppsFlyerと連携しているか、データのアトリビューションが正常に実施されるようになっているかを確認してください。
新しいダッシュボードを紹介する動画(英語)もぜひご覧ください。