
AppsFlyerのスマートバナー:ウェブからアプリへの誘導がもっとシンプルに

AppsFlyerは、この数週間で多くの重要な製品発表を行っています。そして本日は、もう1つ素晴らしい製品について発表したいと思います。
AppsFlyerのスマートバナーは、購入や利用への意思が強いユーザーをアプリのロイヤルユーザーになるよう誘導できる、マーケターにとって強力な無料機能です。そして、そのスマートバナーがさらにスマートでシンプルになりました。スマートバナーのエクスペリエンス全体がアップグレードされ、バナーキャンペーンの作成と管理がシンプルに行えるようになりました。それでは、本日リリースした機能を紹介します。
- 新UIフロー:バナーの場所とバナーキャンペーンの管理が簡単になりました
- 新バナーグループのフレームワーク:同じバナーグループや他のバナーグループのバナーのバリエーションを同時に簡単に表示できます
- 新設定&ルール:ウェブページにバナーを表示する条件(位置情報、スケジュール、URLのパス設定)を設定できます
進化を続けてきたスマートバナーにとって、これらの新機能のリリースは大きな転換点です。どこにいるユーザーにいつバナーを表示するかを設定し、正確にバナーを表示できるようになります。ウェブサイトからアプリへユーザーをスムーズに誘導しアプリ利用を促進するスマートバナーの機能が、UIが新しくなったことでさらに使いやすくなりました。
新しくなったスマートバナーの素晴らしさをご理解いただくために、新機能の詳細とユースケースについて後ほど解説します。まずは、スマートバナーがどういった機能で、利用するとどういったメリットが得られるのかを簡単におさらいしたいと思います。
スマートバナーを使う理由
スマートバナーがマーケティングにとって重要な機能である理由はとてもシンプルです。ほとんどのブランドはモバイルウェブサイトを持っています。そしてユーザーの約90%は、ウェブで検索したりリンクをたどったりしてブランドのウェブサイトと出会います。一方、最大の収益をあげるのはアプリです。つまり、ユーザーがサービスや商品を見つけるのはウェブで、コンバージョンするのはアプリということです。
スマートバナーは、アプリをインストールして収益を生成するロイヤルユーザーになるようウェブの訪問者を誘導するマジックコネクタと言えます。有名バスケットボールプレーヤーのマジック・ジョンソンになぞらえて考えてみましょう。スマートバナーが、アプリインストール、アプリ内コンテンツ、他のデジタルコンテンツへユーザーを誘導しコンバージョンにつなげるのは、マジックがチームメートとボールをパスしながらゴールチャンスを作ったりゴールしたりするのと同じです。実際、スマートバナーの効果が大きいことはわかっています。AppsFlyerのお客様のデータによれば、CTI率(クリックしてインストールにつながる率)は30%で、これは一般的に使用されるオウンドメディアチャネルの中で最も高い値です。
出典:AppsFlyer 2020年もちろん、バナーをクリックした3人に1がアプリをインストールするのは、各バナーで使用されているOneLinkのディープリンクの存在が大きいと言えるでしょう。ディープリンクは、アプリストアやアプリなど、その状況に応じた目的地にユーザーを適切に誘導します。そして、すで実証されているように、ユーザーエクスペリエンスが良ければ、コンバージョンは増加します。
スマートバナー:バナーグループのユースケース
それでは、2つのユースケースを取り挙げてスマートバナーの新しいエクスペリエンスの利点を説明します。1つは、特定の地域のユーザーにバナーを表示するユースケースで、もう1つはホリデーシーズン中にバナーを表示するユースケースです。
1. 特定地域でのバナー表示
たとえば、Mixter という音楽アプリのマーケターが、バナーをニューヨークとニュージャージーのユーザーだけに表示したいとします。新しいUIでは、地域設定のあるバナーを簡単に作成できます。同じ設定を持つバナーの集合を、バナーグループと呼びます。バナーグループを作成し、必要に応じて地域を設定します。
Mixter_Routine Banner Group(ピンク部分)の3つのバナーは、ニューヨークとニュージャージーだけで表示
これで、ニューヨークとニュージャージーのIPアドレスを持つユーザーがウェブサイト上にいるときに、設定したバナーのどれかが表示されることになります。それぞれのバナーは順番に表示され、表示時間も3分の1づつになります。
2. 特定期間でのバナー表示
クリスマスと新年の間の1週間でい複数のバナーを表示したいとします。ホリデーシーズン中の業務を避けるため、休日用のバナーを自動的に休日に表示したい場合にはどうすれば良いでしょうか?その場合は、休日用バナーの新しいバナーグループを作成して、ホリデーシーズン中に表示されるように設定すれば良いのです。これで、安心してバケーションの準備をすることができます。
Mixter_Holidays Banner Group(ピンク部分)の2つのバナーはホリデーシーズンに表示
新スマートバナーのエクスペリエンス
多くのユースケースから2つをピックアップして紹介しましたが、これで新しいスマートバナーをどのように利用できるかご理解いただけたでしょうか。実際、以前からバナーの作成は簡単(バナー作成の参考となるテンプレートも用意)でしたが、使いやすさとシンプルさの維持を第一に、他のほとんどすべてで見直しと改良を行いました。では、新しい機能について詳しく紹介します。
1. バナーグループ
この機能で最も特徴的なのは、バナーをグループに整理して管理できることです。同じターゲティングや動作ルールを持つバナーを、バナーグループとしてまとめることができます。
バナーグループに設定できるルールには、ユーザージャーニーの命令セットを含むOneLinkディープリンクテンプレート、バナーの表示頻度のルール、バナーに到着したユーザーのソースを計測する機能 (UTM)などがあります。新しく追加された3つの設定項目については後述します。
同じ動作ルールを持つバナーが、バナーグループにまとめられる
バナーグループがなぜ重要なのでしょうか?バナーグループがあれば、マーケターが1つのモバイルウェブサイト上で同時に利用するバナーをまとめることができるからです。つまり、バナーの有効化と無効化も動的に行えるようになります。また、異なるバナーグループのキャンペーンを同時に実行することもできます。たとえば、ニューヨーク市エリアのグループのバナーとロンドンの別のグループのバナーを表示できます。
作成して有効化した多数のバナーを整理できるのがバナーグループです。簡単にバナーを作成して、マウスクリックで有効と無効を切り替えられます。
2. 新ルール:位置、スケジュール、URLパス
このリリースでは、適切なタイミングで適切なバナーを適切な人に表示できるように、3つの新しいルールが追加されました。バナーを表示する地理的な場所と日時をバナーグループで定義できるようになったことで、ターゲットオーディエンスにぴったりのバナーを表示できるようになります。そして、意味のあるポジティブなカスタマーエクスペリエンスを提供できるようになります。地理情報とスケジュール設定に加えて、「holiday」、「home」、「music」、「kids」、「garden」、「menswear」、「casino」など、バナーが表示するウェブページのURLパスに含まれる単語を設定することもできます。
3. ユーザーインターフェイスのフロー
ユーザーがバナーグループとスマートバナーを作成し、ブランドの「バナーエステート」を管理することが非常に簡単になった新フローによって、スマートバナーのエクスペリエンス全体が新しくなりました。新しいUIのフローがどんなものかをご理解いただくには、とにかくご覧いただくのが一番です。AppsFlyerのZeroプランに無料サインアップして、ぜひスマートバナーをお試しください。
無料でスマートバナーを使えるって本当?
はい。スマートバナーは無料で利用いただけます。毎月無料のZeroプランにサインアップしていただければ、モバイルウェブサイトでスマートバナーを今日からご利用いただけます。モバイルウェブサイトに来るコンバージョンする確率の高いトラフィックを今日からアプリに誘導できます。