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AppsFlyerのGoogle DMA対応SDKのご紹介

執筆者 Eran Abramson
Appsflyer DMA ready SDK OG image

欧州連合(EU)が導入した先見的な政策であるデジタル市場法(DMA)は、欧州経済領域(EEA)と英国における広告のデジタル環境を劇的に変化させています。同法はGoogle、Meta、Appleなどの大手IT企業を主な対象としており、それらの企業を「ゲートキーパー」として指定するとともに、その他の企業についても各自での対応を求めています。

これにより、広告業界をリードする企業であるGoogleは、ユーザーデータに関するポリシーの抜本的な見直しと、テクノロジー事業分野における透明性の強化を余儀なくされています。 

DMAの施行により、消費者は自らのプライバシーとデータを企業が使用する際の方法をより自由に選択し、より厳格にコントロールできるようになりますが、広告主の側では大幅な体制移行が必要となります。このような状況のもとで重要となるのが、AppsFlyerが提供するSDK、および同ソリューションに組み込まれた同意管理プラットフォーム(CMP)との連携機能です。

本稿では、DMAが広告主に与える影響、DMAに対するGoogleのアプローチ、広告主にとって同意に関する要件の遵守が必要である理由、関連する変化と状況のアップデートへの広告主の対応を支援するうえでAppsFlyerが果たせる役割について、簡単に解説します。 

DMAが広告業界に与える影響

ゲートキーパー以外の企業についてDMAは言及していませんが、ゲートキーパーに指定された上述の企業群は、DMAに準拠するための新たな方法を確立しなければなりません。その帰結として、Googleの広範な広告ネットワークを利用している広告主にも、今回の変化を受けた大手検索エンジン各社の施策に従った対応が求められます。  

この新たなフレームワークにおいては、広告主はGoogleの広告チャネルにデータを共有する際、同意に関する情報の取り扱いに十分に配慮する必要があります(これについては後段で詳細に述べます)。

必要な同意情報を提供しない場合、広告主はEU域内で正確な広告効果の計測やリマーケティング機能を利用できなくなり、アトリビューションおよびカスタムオーディエンスやカスタムセグメントのターゲティングの全体に悪影響が生じるリスクがあります。そのため、(対応策の導入や定着の遅れによって)同意情報を共有できない場合、EEAユーザーが関連する広告では、Googleでのオーディエンスサイズが縮小してしまう可能性があります。

GoogleのDMA対応策に広告主が準拠するための方法

DMAにおいて追加される予定の要件に合わせて、Googleは欧州連合(EU)、欧州経済地域(EEA)、英国におけるユーザー同意取得のためのアプローチを、透明性のあるデータ使用慣行に重点を置いて変更しています。 

広告主は同意情報を扱う際、この変更後の標準的手順に従う必要があります。その手順では、手動で、またはCMPを使用して、同意に関するメトリクスを共有しなければなりません。

Googleは広告主に対し、ターゲットユーザーがEU、EEA、英国のいずれかに所在するかどうかを最初に確認することを求めるようになります。ユーザーがそれらの地域に属する場合、広告主は同意に関連する、以下の2つの重要な変数を提供する必要があります:

  • ad_personalization_enabled=true/false:パーソナライズされた広告の表示にユーザーが同意しているかを示します。
  • ad_user_data_enabled=true/false:広告戦略におけるユーザーデータの使用にユーザーが同意しているかを示します。
DMA-SDK

AppsFlyer:CMP対応のSDKをプロアクティブに提供

AppsFlyerが新たにリリースしたSDKでは、DMAの新しい要件への広告主様の対応を支援するために、ソリューションのアップデートが行われています。

新しいSDKにはCMPとの連携機能が組み込まれており、同意データに関する支援に留まらない強力な機能を提供します。この機能強化により、透明性と同意に関するフレームワーク(TCF)に準拠したデータのスムーズな収集が可能になります。ユーザーの同意に関する詳細情報を手動でGoogleに送信する必要性がなくなるため、広告主様はコンプライアンスを容易に確保できます(CMPを使用していない広告主様は、手動でのデータ収集も可能です)。

AppsFlyerのSDKは、同意情報の収集および転送のためにきめ細かく調整して設計されているため、広告主様は効率的な方法で規制要件を遵守できます。AppsFlyer SDKのサポートシステムは、Googleが採用している広告の新しいフレームワーク内で必須とされるユーザーの同意に関する詳細情報をスムーズに転送するうえで、必要不可欠な役割を果たします。

変化に対応して市場でのリーダーシップを維持できるよう支援する、AppsFlyerのソリューション

DMAの施行は新時代の幕開けであり、また新たな変革とも言えます。Googleによる変更の目的は、エンドユーザーへのメリット提供でしょう。しかしこの変更は、広告主にとっては新しい課題ももたらします。 

AppsFlyerはGoogleやその他の主要なゲートキーパーと緊密に連携し、広告主向けの実用的なソリューションを開発、提供しています。その一方で、広告主、アドネットワーク、パブリッシャーのそれぞれに対し、平等かつ公正な立場を維持しています。

前途は多難かもしれませんが、業界をリードする信頼性の高いMMP(モバイル計測パートナー)であるAppsFlyerの支援を利用すれば、マーケティング担当者の皆様はDMAの複雑な要件に、よりシンプルな方法で対処できます。

プライバシーに関する法令が絶えず進化し、広告業界における透明性の向上とユーザーの選択権の拡大がより強く求められる今日、広告主の皆様が状況の変化に素早く対応し、成功を追求できるよう、AppsFlyerは常に途切れることのない正確な広告効果の計測を保証するサービスの提供に尽力します。

EranはAppsFlyerのシニアプロダクトマーケティングマネージャーです。
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